Maplesグループの日本チームは、日本および日本国外のお客様に向けた、法律サービス、フィデューシャリーサービス、ファンド管理サービスなどの総合的なソリューションを提供しています。アジア、ヨーロッパ、北米の各地域に専門家が在籍しており、お客様がご利用しやすい時間帯に合わせた専門家による助言と、カスタマイズされたサポートがご利用いただけます。
Maplesグループの日本チームは、日本を投資対象としたファンドや日本人投資家を対象としたファンド(以下「日本ファンド」)の組成、設立、運営に関する助言およびファンドサービスを提供しています。法律サービス、フィデューシャリーサービス、ファンド管理サービスなど、日本ファンドに関連する総合的なソリューションがご利用いただけます。
日本ファンドの専門チームは、アジア、北米、ヨーロッパの各地域に在籍し、各地域のお客様に対して、専門的かつタイムリーな法律助言とファンドサービスを提供できる体制を整えています。
日本はケイマン諸島籍ファンドを世界で2番目に多く利用している国であり、日本人による外国籍ファンドへの投資の3分の2以上がケイマン諸国ファンドを占めています。Maplesグループは、ケイマン諸島法における日本ファンドのライフサイクルの様々な事例に関する助言を提供しており、以下のようなあらゆる種類の日本ファンドの組成、設立、運営、財務に関する助言を、日本および日本国外の資産運用会社に提供してきた深い経験と知識がございます。
またMaplesグループは、キャリーインタレストビークルやエンプロイーインセンティブビークルを含むあらゆる形態のアップストリーム取引のほか、日本へのインバウンド案件と日本からのアウトバウンド案件の双方を含む様々なダウンストリーム取引においても、日本および日本国外の資産運用会社と密接に連携してまいりました。
管理会社サービス
Maplesグループは、完全子会社のセレス・ファンド・マネジメント(ケイマン)リミテッド(Ceres Fund Management (Cayman) Limited)(以下「セレス」)を通じて、証券会社や投資運用会社が設立した投資ファンドを対象とする管理サービスを提供しています。対象となる投資ファンドには、日本の富裕層や個人投資家にターゲットを絞ったケイマン諸島籍のユニット・トラストも含まれます。セレスは、ケイマン諸島にて有価証券および投資業務を行う会社として登録されており、経験豊富なチームには、投資やリスク管理の専門家のほか、財務、経営、ポートフォリオ管理、コンプライアンス、規制環境の各分野に深い知識のある専任の担当者が在籍しています。また、セレスでは、リスクおよび規制レポートの作成の際に、ファンドのガバナンス、リスク、AML(アンチマネーロンダリング)コンプライアンスの最前線を担うMaplesグループの関連会社を通じ自社開発された業界最先端のテクノロジーを活用しています。
Maplesグループは、日本人投資家をターゲットにした日本ファンドの私募および公募の双方における助言で豊富な経験がございます。また、全世界の資産運用会社が日本で個人投資家向けに提供してきた多くのセミリキッド・ファンドにおいても最前線を担い、日本の富裕層や個人投資家に対して、プライベート・エクイティ、プライベート・クレジット、インフラストラクチャー、不動産、その他プライベート市場全般への参入の手助けをして参りました。
Maplesグループは、日本のプロモーターや投資家に向けたアイルランド籍ファンド設立に関する助言を提供しています。具体的には、アイルランド籍のUCITSあるいはAIF(オルタナティブ投資ファンド)の設立に関する助言を、欧州資産への投資を考えている欧州やアジアの投資家からの資金調達を目指す日本のプロモーターに向けて提供しています。Maplesグループのファンドおよび投資管理部門の弁護士は、ユニット・トラスト(日本人投資家の多くが好む)設立に関する専門家であり、近年は日本の運用会社向けにICAV(アイルランドの集団投資運用ビークル)の設立を手掛ける事例が増えています。
また、税務チーム、ストラクチャード・ファイナンスチーム、コーポレートチーム、規制チームは、ダウンストリームのSPV(特別目的会社)や持ち株会社をアイルランドに設立するケースなどの日本のお客様がさらなるサポートが必要とされる場合にも、追加でのサポートを提供しています。
ルクセンブルク籍の投資ファンドは、世界中の大手資産運用会社に広く知られており、現在では日本を含む70以上の国々で流通しています。
Maplesグループのルクセンブルクファンドおよび投資管理部門の弁護士は、日本のプロモーターやファンド設立者に向けて、あらゆる形態のルクセンブルク籍投資ファンドの設立・管理に関する法律助言を提供しています。助言およびサービスの内容は、各プロジェクトの具体的なニーズに合わせて、きめ細かくカスタマイズされています。また、必要な場合には、税務や財務のほか、コーポレート関連のご不明な点についてもさらなる助言を追加で提供しています。
具体的には、ルクセンブルク籍のUCITSや契約型(Fonds Commun de Placement=FCP)のRAIF(リザーブド・オルタナティブ投資ファンド)を対象に設立に関する助言を提供しています。日本の投資運用会社は、個人投資家向けにはUCITS、プロの投資家向けにはFCP-RAIFを好む傾向があります。Maplesグループは、ルクセンブルクの規制ファンド(パートII UCI、SIF、SICAR)や非規制パートナーシップ(SCSp、SCS)のような広く知られたその他のファンド形態の設立にも精通しています。また、Maplesグループのルクセンブルクファンドおよび投資管理部門の弁護士がファンドへの投資を検討中のお客様に代わり、投資前のファンド審査を行う事例も多々あります。
英領ヴァージン諸島(以下「BVI」)は長い間、投資ファンドを設立・管理する地域として強く支持されてきました。BVIの規制の枠組みは柔軟性と効率的の面で高く評価されており、BVIはファンドの運用者と投資家の双方を魅了しています。
MaplesグループのBVIファンドおよび投資管理部門の弁護士は、あらゆる形態のBVIファンドの設立・管理に関する法律助言を日本のプロモーターやファンド設立者に提供しています。BVIには異なる投資家属性に応じた多様なファンド形態が用意されており、規制ファンドの形態としてプロ向けファンドや私募および公募ファンドなどのオープンエンド型のほか、プライベート投資ファンドなどの流動性の低いクローズドエンド型もございます。また、Maplesグループでは、BVIの制度に基づき認定されるマネージャーの設立に関する助言も提供しています。BVIの認定マネージャー制度は絶えず注目されており、制度の必要条件を満たすマネージャーである限り今後も制度がご利用いただけます。
日本のプロモーターに人気のジャージーは、オルタナティブ投資ファンドの設立地として最も多くの実績と高い評価を誇り、日本の著名なコングロマリットが設立した世界最大の投資ファンドの所在地でもあります。ジャージーにおいても、Maplesグループの経験豊富な弁護士チームと専門家が、日本のプロモーター(業界大手の投資運用会社、銀行、機関投資家など)に専門的な法律助言を提供しています。様々なジャージー籍ファンド(単独のユニット・トラストやアンブレラ・ファンドなど)や管理組織の設立に関するセットアップ、マネジメント、投資に関する助言を提供しており、投資対象にはすべての資産クラスが含まれます。また、不動産やプライベート・エクイティの取得や売却(ダウンストリーム)に関する助言のほか、リミテッド・パートナー向けにはジャージー籍ファンドへの投資に関する助言も提供しています。
Maplesグループのグローバル登記サービスチームでは、国境を越えたファンド登録サービスを提供しており、日本の私募規制に従った日本国内販売向けのファンド登記のサポートも提供しています。
Maplesグループのアジアコーポレート部門は、日本のお客様に向けた企業関連の様々な課題に関する助言を提供しています。包括的かつ国際的な法律サービスとソリューションの提供に重点的に取り組んでおり、ケイマン諸島や英領ヴァージン諸島のダイナミックな市場環境への進出を検討している日本のお客様に向けてカスタマイズされています。
Maplesグループは、エクイティファイナンス市場やデットファイナンス市場などの幅広い法律分野での経験が豊富であり、IPO(株式新規上場)前の企業グループ再編、IPO、二重上場、SPAC(特別買収目的会社)のIPO、アジアや米国の主要証券取引所における追加株式売り出し、公募債や私募債の発行、スキーム・オブ・アレンジメント、株式公開買い付け、株式の非上場化、事業や株式の譲受など、上場企業と非上場企業の双方を対象としたM&A(合併・買収)にも精通しています。また、Maplesグループではケイマン諸島や英領ヴァージン諸島の会社形態も多く活用する優先株、ジョイントベンチャー、プロジェクトへの投資における組成や執行に関する専門的な法律助言をお客様に提供しています。更に、組織の立ち上げや会社の秘書サポートを得意とするフィデューシャリーサービス・チームが、総合的なソリューションのサービスをお客様に提供しています。
Maplesグループは、ケイマン諸島や英領ヴァージン諸島の投資ビークルを通じたアウトバウンド投資、なかでジョイントベンチャーを通じたアウトバウンド投資においても日本の企業をサポートしています。Maplesグループのコーポレート部門は、アジアに在籍する専門家による日本のお客様のタイムゾーンに合わせた戦略的な対応により、ダブリン、ジャージー、ルクセンブルクからの法律助言が必要な場合も、各拠点と連携することが可能な体制を十分に整えています。その結果、有利な税制を利用した欧州への投資や進出を考えるお客様に向けての継続的なサポートを提供することが可能です。
Maplesグループでは、日本の法律事務所やステークホルダーに向けた積極的なプロモーション活動や教育活動を行っており、ケイマン諸島や英領ヴァージン諸島の仮想資産サービスプロバイダー法(VASP法)など、両地域の比較的新しい制度のメリットや適用状況についてもご案内しています。Maplesグループのアジアコーポレート部門は、アジア特有である文化の知識や理解と、グローバルネットワークを組み合わせることで、お客様が革新し続ける世界で活躍するためのサポートを提供しています。このような状況下で、フィンテックやその他の問題を引き起こす原因となるテクノロジーがもたらす市場機会を適切に見極めると同時に、変化を続ける規制環境にも適切に対応していくことが求められています。
Maplesグループのストラクチャード・ファイナンス・チームは、ストラクチャード・ファイナンス市場の最前線を担い、日本のお客様に向けた他社にはない法律助言と信託およびフィデューシャリーサービスに関するサポートを提供しています。Maplesグループの弁護士事務所であるMaples and Calderは、50年以上前にケイマン諸島で設立され、アジアに初めて拠点を構えた大手事務所です。香港拠点の開設は1995年ですが、日本のお客様とのお付き合いはMaplesグループの設立初期から構築させていただいております。
Maplesグループは、市場で高く評価された法律、財務、フィデューシャリーの各アドバイザーにより構成された拠点ネットワークをアジアに展開し、日本のお客様の個別ニーズに対応できる独自の体制を整えています。
財務を専門とするMaplesグループの弁護士は、特定分野の専門家として認められており、ファンド・ファイナンス、証券化商品、リパッケージ商品、ローン担保証券(CLO)などの複雑なプロセスや専門分野にも精通しています。
Maplesグループの法律チームならびにフィデューシャリー・チームは、世界のファイナンス市場や商品のほか、アジア市場に影響を与える文化や法的枠組みについても深い知識を有しています。幅広く市場をカバーし、世界の主要な金融センターに拠点を構えることにより、新たなトレンドや新興のトレンドをいち早く捉えられることが可能です。こうした強みにより、Maplesグループでは、複雑な地域間分析におけるお客様のサポートのほか、商品の構築のタイムリーかつ総合的なソリューションや、革新的な商品の提供を行っております。
30年くにわたりアジアに特化してきたMaplesグループは、世界の金融セクターにおいて、卓越性と革新性の代名詞となっています。
Maplesグループの卓越性への誓約は揺るがず、すべてのお客様へのオーダーメイドで、有効な助言およびサポートを受けることができるよう、今後も最高水準のサービスの提供に注力してまいります。
日本のお客様にとって、リスク管理や規制の遵守は主な優先事項となっており、規制当局と投資家はより高い透明性とレポーティングの向上を求めています。
Maplesグループは、金融サービス規制に特化した弁護士がケイマン諸島、ダブリン、香港の各拠点に在籍し、他社にはない専門的な規制に関する助言を行っております。助言の対象となる規制として、マネーロンダリング防止およびテロ資金供与対策、非居住者金融口座情報の自動交換、実質的所有者制度、経済的実体要件、ライセンス制度、規制の執行、規制上の登録などが含まれます。
Maplesグループは、規制当局との確率された関係性には誇りを持っており、現地においても海外においても金融サービスに関する法律や政策の策定に深く関わってまいりました。こうした経験によりMaplesグループは、迅速かつ、適切、そして明快な助言をお客様に提供することが可能です。これらの助言は付加価値が高く、複数な地域において規制を遵守し続ける最良の方法として、お客様のお役に立つと確信しております。
Maplesグループは世界の大手金融機関と、複数地域における組織の設立のほか、規制、税務、執行の各当局との関係強化に向け協働してまいりました。
規制や金融サービスに関する助言を担うMaplesグループのチームは、あらゆる規制分野での経験が豊かであり、日本のお客様のニーズやきめ細かな対応にも対応できる体制を整えています。
Maplesグループは、大規模かつグローバルなネットワークを背景に、様々な投資ビークルや投資ストラクチャーに関する深い知見がございます。機関投資家グレードの強固な基盤と、極めて迅速な顧客サービスのアプローチを組み合わせることで、Maplesグループがサポートを提供する投資ビークルは世界の複雑なビジネスにおける環境下での日々を乗り切ることができます。また、そうした投資ビークルは効率的な業務の実現と、最高水準のコーポレートガバナンスの維持にも力を注いでおります。
ヘッジファンドやプライベート・ファンド、さらにはユニット・トラストの世界では変化を続ける規制当局や投資家からの要求に対応するため、フィデューシャリーサービスやファンドサービスを外注する必要性が増しています。Maplesグループの総合的なサービスには、ファンド経理や財務諸表の作成、投資家向けサービス、さらにはマネーロンダリング防止や自動情報交換といった規制サポートやコンプライアンス支援などが含まれます。また、経営支援、会社の秘書役および取締役会サポート、資産管理、固定オフィス、上場代理人やLEI(取引主体識別コード)、委任状や代理エージェント、商品プール運用者、コンフリクトレビュー、ファシリティエージェントに関する各種サービスを提供しています。
Maplesグループは、完全子会社のセレス・ファンド・マネジメント(ケイマン)リミテッド(Ceres Fund Management (Cayman) Limited)(以下「セレス」)を通じて、証券会社や投資運用会社が設立する投資ファンドを対象とした管理サービスを提供しています。対象となる投資ファンドには、日本の富裕層や個人投資家にターゲットを絞ったケイマン諸島籍のユニット・トラストも含まれます。セレスは、有価証券および投資業務を行う会社としてケイマン諸島に登録されており、経験豊富なチームには、投資やリスク管理の専門家のほか、財務、経営、ポートフォリオ管理、コンプライアンス、規制環境の各分野に深い知見を有する専任の担当者が在籍しています。またセレスでは、リスクおよび規制レポートの作成に際して、ファンドのガバナンス、リスク、AML(アンチマネーロンダリング)コンプライアンスの最前線を担うMaplesグループの関係会社を通して自社開発された業界最先端のテクノロジーを活用することができます。